2013/03/10 (Sun) もうすぐホワイトデー

ホワイトデーには少し早いけど良いよね?
と言う事でフレユリ(。・艸・)ｳﾌﾌ
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もうすぐホワイトデーなので、ちょっと早いけどフレユリ♪(。・艸・)ｳﾌﾌ


DEAD OR ALIVE（ホワイトデー）


ユーリは人生最大のピンチに陥っていた。
遡る事一ヶ月前。
ユーリは愛情たっぷりの手作りチョコを（少しでもサイズが違うと喧嘩になる為全く同じサイズの特大チョコ）恋人であるフレン達に渡した。
ユーリの手作りチョコに大喜びしたフレン達はその時に言ったのである。
『『ホワイトデーには愛情たっぷりの“手作り”クッキーをあげるねｖｖｖ』』
まさに死の宣告である。
ユーリの恋人は何でも器用にこなすが、料理だけは壊滅的な殺人料理を作る。
レシピ通りに作ればユーリの作る料理よりも美味しいものを作れるのに、アレンジして自己流にすると、とんでもないモノが出来上がる。
そして今日は１４日。フレン達がクッキーを持ってくる日である。
強力な胃薬は用意したが相手は二人。ちゃんと効くだろうか？
『料理の腕前まで同じ事ねぇじゃねえか…』
そう呟き項垂れるユーリ。
どうしよう。どうすれば生き残れる！？
必死に考えるユーリ。
案その１．２人が来る前に逃げる。
あの２人から逃げ切れる訳が無い。捕まってお仕置きされる。しかも最中にクッキー全部食わされる。
却下。
案その２．後で食べると受け取り、こっそり処分する。
あいつらは絶対今すぐ食べろと言う。（キラキラした仔犬のような目で尻尾をパタパタ振ってるのが浮かぶ）それにあいつらがオレの為に作ってくれたものを捨てるなんて出来ない。
却下。
案その３．腹を括って食べる。
運が良ければ美味いクッキーかもしれないが…。２人分の毒物食べて生き残れるのか！？
却下
案その４．…………クッキーを食べなくて済む様にする。
だからそれが出来れば悩んでねぇって…。（項垂れる）
せめてあいつらに食わせてオレの食べる量を減らせれば。
……そうだ！！この手でいこう♪
ピンポーン♪　来た！！
『はーい』
『『こんにちは、ユーリｖｖｖ』』
『いらっしゃい。待ってたぜ』
フレン達をソファに座らせてお茶を淹れる。その時にこっそりと胃薬を飲む。
『コーヒーで良いよな？』
『ありがとうユーリ』
『ユーリもおいで』
自分達の間にユーリを座らせると、いそいそとキレイにラッピングされた箱を取り出すフレン達。
『はいｖユーリ♪』
『凄いキレイに包んでるな。買ったのか？』
『いや、手作りだよｖ』
『…そっか。サンキュ』
ユーリは箱を開けると１枚ずつ食べ、少し青ざめながらも美味しいと答える。
フレン達は嬉しそうに、いっぱい作ったから沢山食べてくれ。と言う。
ユーリはクッキーを口に銜えるとフレンに口付けた。
『んっ』
『！？』
ユーリは銜えていたクッキーを全てフレンの口に押し込むと口を離した。
『一緒に喰おうぜｖ』
普段は恥ずかしがって自分からキスしてこないユーリからの突然のキスに驚いて固まるフレン。
それを見ていたフレンが不機嫌になる。
『ユーリ。フレンばっかりずるい』
『分かってるって。…んんっ』
ユーリはまたクッキーを銜えるともう片方のフレンにも口付ける。
またクッキーを全てフレンの口に押入れ口を離す。
『美味いなｖ』
『『ああ♪』』
こうして２人の作ったクッキーを本人達に食べさせる事に成功したユーリはクッキーを２枚食べるだけで済み、フレン達はユーリから沢山キスをして貰えてご機嫌だった。


ユーリさん無事に生き残りましたｗｗｗｸｽｸｽ(´艸｀o)ﾟ.+:
まだフレンさん達の殺人料理に耐性が出来てないので必死に食べなくて済む方法を考えました。
数年もすれば顔色変えずにフレンさん達の作る料理を完食するようになりますｗｗｗ
ユーリさんは胸を張って愛の力だと言って笑ってますｗｗｗかわ.ﾟ+.(´∀｀*).+ﾟ.ぃぃ
 この後ユーリさんはフレンさん達に、クッキーは殆ど僕達が食べてしまったから。と、とても美味しい“長くて太いソーセージ２本”と“とっても濃いミルク”をお腹いっぱい食べさせて貰い、もう食べられないよぉ…と、言っても、まだ沢山あるから遠慮しないで…。と与えられ続け、翌朝美味しいものを食べ過ぎて動けなくなったユーリさんを嬉々として世話するフレンさん達が居たそうですｗｗｗ(〃ω〃) ﾎﾟｯ