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にゃんこと妄想の国

にゃんこにと一緒に居ないと体調を崩すにゃんこ狂いです。 にゃんこの他はフレユリや日常、ゲーム等を呟きます。

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昨日の某番組で、仙台ではマーボー焼きそばを皆食べるってやってたけど…私は昨日初めて知ったよ。
子供の頃からずっと仙台に住んでるけど、存在すら知らなかったwww
あの区で局地的に流行ってるのかな?
いつも地元を紹介される度に驚くwwwアハハ(´∀`)ノノハハハ

後はフレユリ♪
まだまだ健全だな~www
|・ω・`)コッショリ

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第1話 不思議な出会い


昼なお暗い山の奥を1人の青年が進んで行く。
遡る事数時間前。
同じ班の女子が風に飛ばされたハンカチが木に引っかかり、取って上げようとして背伸びした時に、躓いたクラスメイトに突き飛ばされ、よろけた先が崖(木々に隠れて見えなかった)で、落ちて川に流され、何とか這い上がったものの、元の場所からはかなり流され右も左も分からない状況になっていた。
川を遡ろうとしても、川の両脇は崖で無理。諦めてその場で救助を待とうとしたら激しい雨が降ってきて、雨宿りする場もないし、川の近くは危険だからと移動する事にした。
何とか雨風を防げる場所を探したが、川を流された時に右手と右足を打ちつけたのか、思うように移動できない。
足を引き摺るように移動していたが、更に強まる雨風と、鈍く痛む手足に、移動するのも限界かと思ったその時、一軒の家が見えた。
『すいません。道に迷ったものなんですが、一晩泊めていただけませんか?』
扉を叩くと少しして扉が開いた。
『それは大変だったな。どうぞ』
と扉を開けて中に招き入れてくれたのは」、一匹の猫…いや、猫の着ぐるみを着た子供?だった。
家の中に入れてもらい、子供?に暖かいココアを飲ませてもらうと、そのままだと風邪引くからお風呂に入って温まって来いよと。と言われ移動しようとするが、家を見つけ安心して忘れていた手足の痛みが戻ってきた。
『つっ!!』
『どうした?なんだ、怪我してるじゃねえか』
そういう大事なことはちゃんと言えよな。と文句を言いながら、肉球の付いた着ぐるみの手で器用に手当てを始めた。
『すいません』
『…なぁ、お前の方が年上なんだし、敬語じゃなくていいぜ』
『え?あ、うん、ありがとう』
『おう』
嬉しそうに?頷くと、手当てを再開する。
『僕はフレン・シーフォ。君の名前を教えてくれないか?』
『…名前なんか聞く必要ないだろ』
『名前を知らないと君を呼ぶ時に困るじゃないか』
『2人しか居ないんだ。お前でも君でも問題ないだろ』
『それは…でも僕が名乗ったのに君が名乗らないのは礼儀に反すると思わないか』
僕はなぜかどうしてもこの子の名前が知りたくて食い下がった。
『……』
『……』
黙ってしまった着ぐるみの子の返事をじっと待つ。
『……』
『……』
『……』
『……』
『…ユーリ』
根負けした着ぐるみの子が小さな声で教えてくれた。
『ユーリか。良い名前だね』
『…ぁりがと』
『ユーリはいつからココに住んでいるんだい?ご両親は?』
『母さん達は別の山に住んでる』
『えっ、じゃあこんな山奥に君1人で住んでいるのか!?』
『ああ、ほらっ、手当て終わったぜ』
『あ、ああ。ありがとう。それでユーリ、なんでこんなところに』
『お前には関係ないだろ。それより風呂に入れないならさっさと服脱いで体を良く拭いたほうが良いぜ』
『ユーリっ』
『腹減ってんなら何か作るけど』
ユーリに聞かれて答える前にお腹が鳴ってしまった。
『今作るから少し待ってろ。服脱いでこれ羽織っとけよ』
クスクス笑いながら僕にバスタオルとタオルを渡すと、ユーリは料理を始めた。
着ぐるみを着たままで。
『…それ着たまま作るのか?』
『ああ』
『作り難いんじゃ』
『慣れてるから平気だ』
『…そうか』
色々突っ込みたかったが、ユーリの鮮やかな料理の腕前に口を噤む。
タオルで体を拭いた後バスタオルを腰に巻くと、ユーリが美味しそうなシチューとサンドイッチを持って来てくれた。
『美味しそうだね』
『だろ。温かい内に喰えよ』
『うん。いただきます!!』
ユーリの作った料理はとても美味しくて、僕は夢中になって食べた。
凄い勢いで食べてる僕を、ユーリがじっと見つめている…ような気がする。
(いや、だって着ぐるみだし)
『ごちそうさま。凄く美味しかったよ』
『おそまつさま。濡れた服は洗って干しとくから、お前はもう寝ろよ』
『え?悪いよ。洗濯なら自分で』
『怪我人は大人しく寝てろ!!』
『う!わかったよ。ありがとうユーリ』
『おう♪』
ユーリが僕の服を持って奥に行こうとした時、重要な事に気付く。
『ユーリ!!』
『うわ!?なんだよいきなり、ビックリするだろ』
『僕は何処で寝れば良いんだ?』
『何処って、ベッドで寝れば良いだろ』
『僕がベッドで寝たらユーリは何処で寝るんだ?』
『そんなの、床でも椅子でも…』
『それはダメだ!!』
『なんでだよ』
『ユーリの家なんだからユーリがベッドで寝るべきだ』
『客、しかも怪我人を床で寝せられるか!!大人しくベッドで寝てろ!!』
お互い一歩も引かずギャーギャーと言い合っていたが、最終的に僕が勝ち、一緒にベッドで寝ることになった。
『おい、あんまりくっつくな』
『狭いんだからしょうがないだろ』
『だからオレは床で寝るって』
『ダーメ。ほら、もっとこっちにおいで。落ちるぞ』
そう言ってユーリを引き寄せ、ギュウッと抱きしめると、一瞬固まったユーリが諦めて体の力を抜いた。
『良い子だね』
大人しく僕の腕の中に居るユーリに満足した僕は、山を歩き回った疲れと怪我の所為で、そのまま眠りについた…。
なんだろう…昔も同じように眠ってた…気が…す…る…。
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フレンとユーリは夫婦!!旦那(フレン)は嫁(ユーリ)を溺愛してて嫁(ユーリ)もそんな旦那(フレン)にベタ惚れだと思うwww

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プロフィール

HN:
猫乃フユ
年齢:
13
性別:
女性
誕生日:
2012/02/03
趣味:
にゃんこと戯れる。フレユリ妄想。ゲーム。
自己紹介:
大前提としてフレユリは固定でリバ不可。
フレンの嫁はユーリでユーリの旦那はフレン!!
他は受け付けません。
拒絶反応でます。

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